【Android】Google Play Developer APIを有効にする方法!Google Cloud
この記事からわかること
- Google Play Developer APIを有効にする方法
- Google Play ConsoleをAPI経由で操作するには?
- Google Cloudとは?
- 認証ファイル(JSON)の作成手順
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環境
- Android Studio:Koala
- Kotlin:1.9.0
- macOS:Sonoma 14.6.1
Google Play Developer APIとは?
公式リファレンス:Google Play Developer API
「Google Play Android Developer API」はアプリのアップロードや公開、ストア情報などをAPIを使用して操作できるように提供されているサービスです。このサービスを使用することで手動で行なっていたアップロード作業などを自動化することができるようになります。
APIでできること
- アプリ(APK/AAB)のアップロード
- ストア(メタ)情報の管理
- 購入ステータスの確認
- ユーザーレビューの取得
- etc...
有効にする方法
Google Play Android Developer APIを有効にする手順として少し前までは「Google Play Console」の「設定」>「API アクセス」という項目から有効にできましたが今は更新されておりその項目自体がなくなっています。有効にする方法はざっくり以下の手順で行います。
手順
- 対象アプリのGoogle Cloudプロジェクトを作成する
- Google Play Android Developer APIを有効にする
- サービスアカウントを作成する
- Google Play Consoleにサービスアカウントを招待する
Google Cloudとは?
Google CloudとはGoogleが提供するクラウドコンピューティングサービスの総称でアプリの開発や運用、管理に活用するためのインフラやプラットフォームを提供してくれるサービスです。
1.対象アプリのGoogle Cloudプロジェクトを作成する
対象アプリのGoogle Cloudプロジェクトを作成します。すでに作成済みであればスキップしてください。「Google Cloud」にアクセスして新規のプロジェクトを作成します。プロジェクト名はアプリ名などで良いと思います。
2.Google Play Android Developer APIを有効にする
作成できたら一度Google Cloudホームに戻り作成したプロジェクトを上部のプルダウンから選択した状態で「APIとサービス」をクリックします。
「有効なAPIとサービス」というタブを表示すると「APIとサービスを有効にする」というボタンがあるのでクリック、APIの一覧が表示されるので「Google Play Android Developer API」を探してクリックすると以下のような画面になります。ここまできたら「有効にする」をクリックして有効にします。
3.サービスアカウントを作成する
サービスアカウントを作成するために再度「APIとサービス」をクリックします。
「認証情報」タブに切り替えて「認証情報を作成」>「サービスアカウント」を選択します。
サービスアカウント名とサービスアカウントID、説明を入力し「作成して続行」をクリックします。(例:Fastlaneで使うならfastlane-supplyなど)
ここで入力したIDをもとに「サービスアカウントID + プロジェクト名 + .iam.gserviceaccount.com
」形式のアカウントメールアドレスが自動生成されます。アクセスの許可などのオプションの設定が不要であれば「完了」をクリックして作成します。
3-1. キー(認証ファイルjson)の取得
サービスアカウントが作成できるとAPIを使用する際に認証するために必要なキーを発行できるようになります。発行するためには「鉛筆マーク」をクリック。
「キー」タブに移動し、「新しい鍵を作成」をクリックします。
キーのタイプを問われますが「JSON」を選択して「作成」をクリックすればキーファイル(JSON)が自動でダウンロードされるので大切に保管しておいてください。
4.Google Play Consoleにサービスアカウントを招待する
最後に「Google Play Console」を開き「ユーザーと権限」>「新しいユーザーを招待」をクリックします。
招待するメールアドレスに先ほど発行されたサービスアカウントのメールアドレス(サービスアカウントID + プロジェクト名 + .iam.gserviceaccount.com
)を指定し、適切な権限を付与して招待すれば完了です。
あとは発行したキー(認証ファイル(JSON))を使用してFastlaneなどを使用することでアップロードなどの自動化を図れるようになります。
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。