【Kotlin/Android】Jetpack Composeの使い方!UI実装方法

この記事からわかること
- Kotlin/Android Jetpack Composeの使い方
- 宣言的なUIの実装方法
- Composable関数と@Composableの使い方
- rememberで状態管理するには?
- @Previewの属性一覧
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環境
- Android Studio:Koala
- Kotlin:1.9.0
Jetpack Composeとは?
「Jetpack Compose」とはAndroidアプリ開発において宣言的にUIを実装できるUIツールキットです。AndroidアプリでのUI実装といえばXMLレイアウトファイルを使用して実装するイメージがあるかも知れませんが、それに変わるUI実装の方法として「Jetpack Compose」を使用した方法があります。
「Android Studio Koala」でプロジェクトを立ち上げると「build.gradle.kts(Module: app)」のdependencies
内にlibs.androidx.activity.compose
など既にJetpack Composeが導入されていることが確認できます。
Jetpack Composeの使い方自体は公式のチュートリアルなどが参考になるのでチェックしてみてください。
公式リファレンス:Jetpack Compose チュートリアル
公式リファレンス:Jetpack Compose の基本
Jetpack Composeの使い方
実際に宣言的にUIを実装できるJetpack Composeの使い方を見ていきます。プロジェクトを立ち上げた際にデフォルトで実装されているコードをベースに読み解いてみます。
このコードでビルドしてみると以下のような画面になります。

setContent
setContent
ブロックはActivityとCompose UIを紐づける役割を担っています。ブロックの中にComposable関数を記述することでViewツリー構造が構築されていく仕組みです。XMLレイアウトではsetContentView(R.layout.activity_main)
のようにレイアウトファイルを指定してViewツリー構造を構築していたのと同じ役割です。
Composable関数
Composable関数
とはJetpack ComposeにおけるUI部品となる関数のことです。Composable関数
と定義するには@Composable
アノテーションでマークする必要があります。Composable関数
は内部でComposable関数
を呼び出すことが可能です。
例えばText
はデフォルトで定義されているComposable関数
であり様々な引数を受け取り見た目や挙動を制御することが可能になっています。
デフォルトで定義されているComposable関数
は色々ありボタン機能を持つButton
や背景を提供するSurface
など様々な種類があります。中にはColumn
やBox
など中に指定してComposable関数
のレイアウトを制御するComposable関数
もあります。
状態管理:remember
Jetpack Composeでは動的に変化する値(状態)を保持することが可能になっています。この仕組みを利用することで値の変化をそのままUIの変化に反映させることができるようになります。
状態を保持するためにはremember
ブロックでmutableStateOf
を囲んでプロパティを定義します。例えば以下のように実装することでボタンをクリックした際にテキストを入れ替えることができるようになります。
プレビュー
Composable関数
はプレビュー機能が使用できるようになっています。パラメータのないComposable関数
またはデフォルトパラメータを渡したComposable関数
に@Preview
アノテーションを付与するだけでOKです。また1つのファイルに複数のプレビューを実装することも可能です。
プレビューの表示はXMLレイアウトの時と同じように右上にある「Code」、「Split」、「Design」から「Split」、「Design」のどちらかを選択することで表示されるようになります。

またプレビューの右上くらいにカーソルを合わせて「Start Interactive Mode」をクリックするとプレビュー表示されているUIをタップなどの操作が可能になります。
@Previewの属性一覧
属性名 | 説明 |
---|---|
showBackground | UIの背景を表示するかどうか |
widthDp | プレビューの幅(単位: dp)を指定 |
heightDp | プレビューの高さ(単位: dp)を指定 |
name | プレビュー名 |
device | 特定のデバイスサイズでプレビューを表示 例:Devices.PHONE |
uiMode | ダークモードやライトモードのプレビュー 例:Configuration.UI_MODE_NIGHT_YES |
showSystemUi | ステータスバーやナビゲーションバーなど、システムUIもプレビューに表示するかどうか |
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。