【Xcode】The run destination iPhone Pro is not valid for Running the scheme "プロジェクト名"のエラーの解決法!
この記事からわかること
- Xcodeで実機にビルド時に発生したエラーの解決法
- The run destination iPhone Pro is not valid for Running the scheme "プロジェクト名"
- XcodeでビルドできるiOSのバージョンを追加する方法
- iOSDeviceSupportファイルとは?
index
[open]
\ アプリをリリースしました /
友達や家族の誕生日をメモ!通知も届く-みんなの誕生日-
posted withアプリーチ
環境
- Xcode:Version 14.2
Xcodeを使っていた際に発生したエラーの原因と解決方法をまとめていきたいと思います。
The run destination iPhone Pro is not valid for Running the scheme "プロジェクト名"
XcodeでSwiftを使ってiOSアプリの開発中に実機(iPhone)でビルドしようとしたところ以下のようなエラーが発生してビルドすることができませんでした。
The run destination iPhone Pro is not valid for Running the scheme "プロジェクト名"
Failed to prepare the device for development. This operation can fail if the version of the OS on the device is incompatible with the installed version of Xcode. You may also need to restart your Mac and device in order to correctly detect compatibility.
実行先の iPhone Pro はスキーム「プロジェクト名」の実行には無効です。
開発用のデバイスの準備に失敗しました。デバイス上の OS のバージョンが、インストールされている Xcode のバージョンと互換性がない場合、この操作は失敗する可能性があります。互換性を正しく検出するために、Mac とデバイスを再起動する必要がある場合もあります。
これは利用しているバージョンのXcodeがサポートしていないバージョンのiOSへビルドしようとした際に発生するエラーです。
解決方法:XcodeのサポートOSを追加する
解決するためにはXcodeのサポートOSを追加します。まずは以下のコマンドを実行してカレントディレクトリを合わせます。
$ cd /Applications/Xcode.app/Contents/Developer/Platforms/iPhoneOS.platform/DeviceSupport
DeviceSupport
ディレクトリの中にXcodeがサポートしているiOSのバージョンファイルが格納されています。これはXcodeアプリのあるパスに合わせて異なる可能性があるので任意のものに合わせて実行します。
ls
コマンドを使用してサポートしているiOSバージョンを確認してみます。Xcode Version 14.2の場合は以下の範囲でした。
$ ls
11.0 11.4 12.3 13.2 13.6 14.2 15.0 15.6
11.1 12.0 12.4 13.3 13.7 14.3 15.2 15.7
11.2 12.1 13.0 13.4 14.0 14.4 15.4 16.0
11.3 12.2 13.1 13.5 14.1 14.5 15.5 16.1
iOSDeviceSupportファイルのインストール
iOSDeviceSupportファイルは以下のリンクからインストールすることができます。任意のバージョンを選択しインストールします。
DeviceSupportディレクトリに追加
DeviceSupportディレクトリに追加していきます。open .
コマンドを実行してDeviceSupportディレクトリを開きます。
$ open .
あとはドラッグ&ドロップで追加すれば完了です。これで追加したiOSバージョンの実機でもビルドkが可能になります。
またXcodeと実機のOSなど、全てのバージョンを最新にすることでも解決することができます。
ご覧いただきありがとうございました。