【レビュー】基本情報技術者試験のおすすめ参考書!学習フローも一緒に大公開!
この記事からわかること
- 基本情報技術者試験の合格への道
- おすすめ参考書
- 96点で合格した私の学習フロー
- 基本情報技術者の勉強時間
index
[open]
\ アプリをリリースしました /
友達や家族の誕生日をメモ!通知も届く-みんなの誕生日-
posted withアプリーチ
IT嫌いだった私が基本情報技術者試験で96点合格できた学習フローと実際に使用したおすすめ参考書のレビューをしていきたいと思います。
基本情報技術者試験(FE)とは?
そもそも基本情報技術者試験とは経済産業省が管轄しているITに纏わる国家資格です。
プログラミング言語やネットワークの仕組み、ITを管理するマネージャーの働きや、エンジニアがシステムを作る流れや注意点などを網羅的に問われます。
ITパスポートの上位互換で試験は午前と午後に分かれています。両方とも60点以上で合格となりますがその合格率は20%〜30%と言われています。
基本情報技術者試験は出題される全ての問題を解くわけではなく必須分野とソフトウェア開発の中から自分の得意なジャンルを選んで試験を受けることができます。
また出題される分野も試験ごとに異なるので網羅的に勉強しないといけません。一朝一夕では合格できないほど難易度が少し高い試験の1つなのです。
私が使用したおすすめ参考書
では早速私が実際に購入して使用した参考書のおすすめポイントや使い心地、良くなかったポイントをご紹介していきます。
※ちなみに私は貧乏なので参考書を買うときはめちゃめちゃレビューを読んで損しないように買います。笑
午前対策の学習本:キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者 令和03年
午前対策の学習本に選んだのは「キタミ式」の参考書でした。めちゃめちゃ分厚い本ですがイラストが豊富でわかりやすく、誤字脱字も少なかった印象です。
本の構成としては最初にイラストによる細かい説明があった後に、少しだけ過去問が出題される感じです。といっても本当に少しなので問題集と言うよりは教科書といった感じです。
覚えるべき単語やその意味、なぜそうなるのか、似たような単語との違いなど割と細かく書いてあります。
特にややこしい2進数の計算方法や仕組みなどを事細かに解説してあるので数学が苦手な人はよりおすすめです。
損益計算書など財務系の話は少なめでしたが、あまり基本情報にも深く絡んでこないので気にならないレベルでした。
この1冊あれば午前の基礎知識はほぼ手に入ると思います。本の中身も遊び心が多く大変満足できる本でした。
この本のメリット
- 午前出題範囲のほとんどの基礎部分を学習できる
- イラストが多く見やすい
- 解説が分かりやすく自分で調べることはあまりなかった
- ボリュームの割に価格は安い
この本の気になったところ
- 分厚いため持ち運びは難あり
- タイムリーなことや出題される全てが載っているわけではない
こんな人におすすめ!!
- 基本情報技術者試験の午前対策の学習をしたい
- 正直ITのことをそこまで詳しくない
- カチッとした本より、ゆるい本が良い
- 勉強を飽きずに楽しく続けたい
午後対策:うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2021年版 福嶋先生の集中ゼミ
午後試験の中でも難易度の高い「データ構造及びアルゴリズム」の対策として私が購入したのはこの学習本です。
なぜか表紙がイラストの女の子の絵なので一瞬躊躇いましたが、口コミ、評価も良かったので購入しました。
中身としてはそもそものプログラムのアルゴリズムの基礎を最初の3章くらい贅沢に使って解説してくれています。そのおかげで当時プログラミング未経験だった私でもアルゴリズムがなんたるかを少し理解することができました。
基礎学習を終えたら用意された練習問題に沿って学習していきます。「データ構造及びアルゴリズム」の問題は1問にボリュームがあるのでその1問を解きながら、なぜそうなるのか、そうなる意味と仕組みを解説してくれています。
そもそもの問題自体が難しいので解説も割と難しく、自分で試行錯誤しながら理解していきました。とはいえ自分で調べるよりは数百倍わかりやすく、ポイントもしっかり教えてくれるのでよかったです。
最後は実際に基本情報技術者試験で出題された問題を解説してくれています。
この本で1冊で100点は取れませんが、基礎と解き方を学習した後に過去問道場で反復練習を重ねれば100点いけると思います!
この本のメリット
- アルゴリズムの基礎をしっかり学べる
- 1つの問題に対して深く、細かく解説してくれる
- 実際に出題された過去問を解説してくれる
- 解説動画はおすすめしないけど無料かつスマホでもみられるので便利
この本の気になったところ
- 誤字脱字が気になるレベルで多い
- 面白く楽しい学習本と言うより真面目でカチッとした学習本
- 解説動画がう〜んと言う感じ
こんな人におすすめ!!
- データ構造及びアルゴリズムを本気で学びたい人
- 難しい学習本でもいける人
- プログラミング未経験
- データ構造で100点を取りたい!
午後対策:基本情報技術者試験CASL2完全合格教本
選択分野である「ソフトウェア開発」の中から私が学習に選んだのは「アセンブラ」でした。
アセンブラ学習に選んだ本は「基本情報技術者試験CASL2完全合格教本」と言う本です。「CASL2=アセンブラ」なのでアセンブラ学習をしたい人はCASL2の学習本を購入しましょう!
この本は付属のCD-ROMについているソフトをインストールして学習するスタイルの学習本でした。しかしうちのPCにCDを取り込めるデバイスがなかったため使わずに使用しましたが何の問題もありませんでした。
そのかわりにweb上にあるシミュレータを使用し学習しました。おすすめシミュレータを貼っておきます。
おすすめシミュレータ1:CASLシミュレータ (CASL II 対応)
おすすめシミュレータ2:CASLシミュレータ (CASL II 対応)
この学習本は初心者でも分かるようにまず基本的なアセンブラのコード(命令)を丁寧に教えてくれます。その後に実習問題を解きながらその解き方や流れなど解答以外の部分も細かく解説してくれています。
私はアセンブラ知識が0の状態からこの本でアセンブラで常に100点を取れるレベルまで成長できました。
この本のメリット
- アセンブラの基礎が理解できる
- 実習問題も多く、解説も分かりやすい
- 付属のシミュレータが使えなくても問題なし
- この本1冊でアセンブラは十分
この本の気になったところ
- 少し古い本なので新品は販売されていない?
- CDが取り込めるPCでないとシミュレータは使えない
こんな人におすすめ!!
- アセンブラを本気で学びたい
- 中古品でも気にしない
- 100点を取りたい
アセンブラの難易度と学習おすすめ理由
選択分野である「ソフトウェア開発」の中で実際にアセンブラで試験を受けた私が感じた「アセンブラ」を受けるメリットを解説します。
アセンブラを選んだ理由
- プログラミングの基礎ロジックを学べると思った
- 難易度が低め
- 他の言語を一から勉強するのは大変そうだなと思ったため
アセンブラは実際に使うことはないかも知れませんが、プログラミング言語の基礎のような言語です。実際に私はアセンブラを学習して、現在VBAやPHP、JavaScriptを勉強していますが、考え方は活きてきているのかなと感じます。
とはいえ確かに実際に使われているわけでもなく、学習しても使う機会なんてありません。
その中でもアセンブラ最大のメリットは学習のしやすさと難易度の低さかもしれません。
実際に本を1冊学習しただけで得意になるレベルまで成長できましたし、難易度も他の言語と比べると優しいと思います。
他の言語が全くわからない人や初心者の人にはおすすめの選択分野です。
こんな人にアセンブラ学習はおすすめ
- プログラミング未経験
- プログラミングの基礎や仕組みを学びたい
- あまり勉強時間を割きたくない
- 難易度が低めを選びたい
逆にこんな人はおすすめできません
- プログラミング経験者
- 勉強が実生活に活きる内容が良い
- 難易度は高い方が良い
私の学習フロー
これから学習した手順と学習した時間を紹介いたします。勉強計画の参考になれば幸いです。
私の初期スペック
- ITパスポートを取得
- 非IT系のサラリーマン
- プログラミング未経験
- 20代
この状態から基本情報技術者試験の学習をスタートさせました。実際に私が学習した流れは以下の通りです。
午前対策
- 基礎知識:ITパスポートの朧げな記憶
- 基礎知識:キタミ式
- 反復練習:過去問道場(午前)
午後対策
- その他分野対策:過去問道場(午後)
- データ構造及びアルゴリズム分野対策:学習本
- ソフトウェア開発(アセンブラ)分野対策:学習本
私が午前対策にかかった時間と流れ
学習の流れとしてはまず「キタミ式」を一通り学習します。本を読んでノートにまとめわからないところや気になるところは調べながら学習していきました。
ITパスの事前知識のおかげでスムーズに学習できた部分も多いので最初にITパスを取得しておくと午前は比較的楽になると思います。
キタミ式の学習範囲と時間
- キタミ式(1周)
- ノートにひたすらまとめた
- ITパスの学習本とリンクさせながら熟読
- 64時間6分
キタミ式と並行しながら過去問道場も隙間時間に解いていました。学習したては全く解けませんでしたがキタミ式を進めるうちに少しずつ解けていくようになりました。
午前中の過去問道場だけで54時間くらい学習し、おそらく全問制覇した気がします。とはいえやり方は全問が順不動で出題される方法で解いていたので抜けているのもあるかもしれません。
学習範囲と時間
- 過去問道場(午前)ほぼ全問
- 54時間59分
午前対策は正直キタミ式だけやってあとはひたすら過去問道場解いておけば大丈夫と言い切れます。ひたすら過去問道場にお世話になりましょう!
基本情報の過去問学習サイト:過去問道場(午前)
結果は87.5点と少し悔しい結果になりました。ですが合格点は60点なのでここまで学習しなくても合格は容易にできると思います。
私が午後対策にかかった時間と流れ
午後は出題される分野がランダムですが、出題される問題の中から多少は分野を選んで受験できます。ヤマを張りつつ挑んでも良いですが私は全ての分野を学習しました。
合格はもちろんですが目的はIT知識の深い理解だったので時間はかかっても全てを学習する気力でやりました。
なので過去問道場に乗っていた全ての分野の全問を1度は解くようにしました。(ソフトウェア開発のアセンブラ以外は除く)
やり方としてはその回の試験を全部やるのではなく、情報セキュリティなら情報セキュリティだけを連続で全回分解いていく方法でやりました。
学習範囲と時間
- 過去問道場全問(データ構造アルゴリズム/アセンブラを含む)
- 129時間6分
中でも「データ構造アルゴリズム」は勉強しないと本当に分からないレベルだったので先ほど紹介した学習本を使って学んでいきました。
学習範囲は学習本1周と過去問道場の過去問をひたすらにこなすだけです。理解するのに時間はかかりますがゆっくりマイペースに学習していました。
データ構造アルゴリズムの学習時間と範囲
- データ構造アルゴリズム(1周)
- 36時間52分
アセンブラも同様に学習本を1週と過去問道場をひたすらこなしていきました。プラスアルファで学習したアセンブラで問題文のプログラムを自作で作ってみたりもしました。
パリティを付与&チェックするプログラムや画像に見立てたビット列を回転させるプログラムなど遊びながら学習したおかげでアセンブラは毎回100点が取れるレベルまで成長できたのかもしれません。
この本のメリット
- アセンブラ学習本(1周)
- 自作でプログラムを作成
- 69時間31分
そして一番最後にテストって事で適当に選んだ回を試験感覚でやりました。
学習範囲と時間
- 過去問道場午後試験
- 73時間16分
試験結果でも80%〜90%くらいを行き来するようになり、まず不合格はないレベルまで知識がつくように繰り返し過去問を解いていきました。
午後試験の結果は96点でした。1問ミスが悔やまれすぎますが無事合格できたので嬉しかったです。
96点取れるレベルの総学習時間
基本情報技術者試験の合計学習時間は448時間40分でした。
ちょっと時間をかけ過ぎました気はしますがこれだけ時間をかければプログラミング未経験でもばっちり合格できると思います。
学習範囲と時間
- キタミ式:64時間6分
- アルゴリズム:36時間52分
- アセンブラ:69時間31分
- 過去問道場テスト:73時間16分
- 過去問道場(午前/午後):184時間55分
- 基本情報技術者試験:448時間40分
今回は私が基本情報技術者試験合格にかかった時間やおすすめの参考書、勉強の流れをご紹介しました。
この記事がこれから受ける人の参考や励みになったら嬉しいです。過去問やってれば受かるので頑張ってください!笑
ご覧いただきありがとうございました。