【Linux】alias(エイリアス)コマンドとは?使い方と永続的な登録方法
この記事からわかること
- Linux:alias(エイリアス)コマンドとは?
- aliasコマンドの使い方と登録方法
- 意味やメリット
- エイリアスの登録を永続的に設定するには
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alias(エイリアス)コマンドとは?
Linuxのalias(エイリアス)コマンドとは既存のコマンドに別名をつけることで簡単に実行できるようにするコマンドです。エイリアスを使うことでよく使うコマンドを入力しやすいコマンドに設定したり、文字が長めのコマンドを短いコマンドに短縮することができます。
オプションや引数を持ったコマンドはもちろん、複数のコマンドを列挙して1つの短縮されたエイリアスとして実行することも可能です。
ちなみにalias(エイリアス)とは「偽名」や「別名」という意味の英単語です。Macでもファイルの別リンク(シンボリックリンク)のことをエイリアスと呼んだりもします。
登録方法と注意点
エイリアスとして登録するにはalias
コマンドの引数に別名と紐付けるコマンドを渡します。
$ alias 別名=コマンド
例えばカレントディレクトリを移動するcd
コマンドを使ってデスクトップに移動するコマンドをエイリアスとして登録してみます。
$ alias desk="cd ~/desktop"
これでdesk
と入力し実行するだけでどこにいてもカレントディレクトリをデスクトップに変更することができます。
登録するコマンドにオプションや引数を渡す時はスペースが入るので'〜'
や"〜"
で囲むか\
(エスケープ文字)を使ってエスケープシーケンス(エスケープ表現された文字列)にしないとエラーになったり予期せぬエイリアスコマンドの登録に繋がるので注意してください。
オプション付きのコマンドを登録する
$ alias lsl=ls\ -l
複数のコマンドを登録する
$ alias desklsl='cd ~/desktop | lsl'
複数のコマンドを登録するときはコマンドを複数列挙して実行できる|
(パイプ)を使って定義します。
またエイリアスに紐づけるコマンドの中に定義済みのエイリアスを使用することも可能です。
登録されているエイリアスを確認する
alias
コマンドを引数なしで実行すると現在登録されているエイリアスと紐づいているコマンドを表示させることができます。
$ alias
desk='cd ~/desktop'
run-help=man
which-command=whence
しかしシェルを終了してしまうと登録したエイリアスは消滅してしまうので注意してください。
エイリアスの登録を永続的に設定するには
シェルを終了するたびに消えてしまうエイリアスを永続的に登録したままにするには「zsh」の場合は「.zshrc」や「bash」の場合は「.bash_profile」などにaliasコマンドを記述しておけばOKです。
記述するにはviエディタで該当のファイルを開き中に登録したいaliasコマンドを記述するだけです。
// viでファイルを開く
$ vi ~/.zshrc
// 中にペースト
alias lsl=ls\ -l
alias desklsl='cd ~/desktop | lsl'
// 保存して閉じる
:wq
// 現在開いているターミナルに反映
$ source ~/.zshrc
ここに記述しておけばシェルを終了しても次回起動時に自動でこの中の記述のコマンド(今回はalias)が実行され短縮されたコマンドがいつでも実行できるようになります。
まとめ
- エイリアスとはコマンドに別名を付けられる仕組み
- 登録するのはaliasコマンド
- オプションや引数、複数コマンドの登録も可能
- シェルを終了すると消えてしまう
- 消えないようにするには「.zshrc」などに記載しておく
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。