LPIC試験の申し込み方法と学習ロードマップ(レベル1:101/102)
この記事からわかること
- Linux:LPIC試験とは?
- 申し込み方法と流れ
- 必要なアカウント登録
- レベル1(101/102)を受験するには?
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LPIC試験とは?
LPIC(LPI認定試験)とは「LPI-Japan」が運営しているLinuxの技術を証明するための認定試験です。LPICは3つのレベルが設定されており、レベル1を取得していないとレベル2以上の上位レベルの試験は受けることができません。
LPIC:3つのレベル
- レベル1:初心者
- レベル2:中級者
- レベル3:上級者
各レベルにはその中にさらに試験が分かれておりレベル1であれば「101と102」の2つの試験に合格することで初めてレベル1を取得することができます。
項目 | 概要 |
---|---|
出題数 | 約60問 |
制限時間 | 90分 |
出題形式 | 選択/記述 |
合格基準 | 65%〜 |
試験料 | 16,500円(15,000円 + 税) |
有効期限 | 5年 |
試験場所 | 各テストセンター/自宅 |
試験料はレベルの中の試験ごとに支払うためレベル1を取得するためには合計33,000円の費用がかかってしまいます。
試験の申し込み方法と流れ
試験に初めて申し込みをする場合は以下の2つのアカウントの登録が必要になります。
- LPI ID
- Pearson VUE
LPI IDの取得方法
https://cs.lpi.org/caf/Xamman/register
LPI IDは上記のサイトにて取得します。このIDが後述のPearson VUE登録時に必要になってくるので先に取得しておきます。
氏名や住所などを入力して登録すると一意のLPI IDが割り与えらるのでコピーしておきます。
Pearson VUEの登録方法
続いて試験を実際に予約するためのサイトである「Pearson VUE」のアカウントを作成していきます。
上記のリンクから取得したLPI-IDと氏名や住所をローマ字で登録していきます。「日本」を設定すると一番最後に日本語版の情報(氏名や住所)も登録することができます。
「秘密の質問」の回答もローマ字で答えないといけないので実際に使用する時に忘れないように注意が必要です。
登録が完了するとメールが届きダッシュボードへアクセスできるようになります。
LPICレベル1試験を申し込む
試験を申し込むにはダッシュボードの「試験を予約」のなかの試験の表示
をクリックします。
その中に受験できる試験が並んでいるので「101-500: LPIC-1 Exam 101, Part 1 of 2, version 5.0」を探してクリックします。ほとんどの試験には「OnVUE Online Exam」と書かれた同名の試験が存在しますがこちらはテストセンターではなく自宅で試験を行うことができる試験です。
あとは流れに沿って「試験言語」→「試験会場」→「試験日」→「試験時間」→「支払い」をするだけです。
テストセンターによっては平日のみの場所や土日祝日もOKの場所もあるので確認してみてください。
試験当日は身分証明が2点必要になるようです。運転免許証だけでなく、健康保険証やクレジットカード、社員証などで証明可能なようです。詳細は公式サイトより確認してください。
おすすめ学習本:2種
私が実際に使用したおすすめ学習本を紹介しておきます。
私はHTML/CSSやPHPなどは経験ありますが、Linuxについては全く知らない状況からの学習スタートでした。そのことを踏まえた上で学習本を2冊購入し、勉強していきました。
1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ
最初は「1週間でLPICの基礎が学べる本 第3版 徹底攻略シリーズ」で学習しました。実際に使用してみたところ、この本は超初心者向けに書かれており、Linuxへの理解をゆっくりと深めることができました。
この本のみでの試験合格は不可能だと思いますが、「Linuxを知ってみたい!」「超初心者なので丁寧に学びたい!」といった人におすすめの本だと思います。
Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応
次は「Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応」を購入しました。通称「あずき本」と呼ばれている界隈(?)では有名な本のようで実際に学習してみるとLinuxに対するより深い説明や解説が記述されていました。
章ごとに丁寧な解説をし、章の最後に確認がてらの過去問が数問載っています。前半は「101試験」の範囲を、後半は「102試験」の範囲と分けて解説してくれているので試験を1つずつ受けたい人にもおすすめの本だと思います。
値段が少し高いですが...
おすすめ過去問サイト
- LPIC模擬問題:選択形式の過去問が出題
- Ping-t:記述形式の過去問が出題
LPIC模擬問題は無料でLPICの101試験や102試験の模擬試験をすることができるサイトです。
試験は選択問題のみですが、解答後に答えとともに関連するオプションや解説があります。問題数は多くありませんが隙間時間にできるのでおすすめです。
Ping-tはLPIC以外にもAWSや情報処理技術者試験の問題を解くことができるサイトです。一部有料になっていますが、101試験は無料の範囲内で使用することができます。
問題は全て記述形式です。解説はありませんが問題数が101試験だけで600近くあるのはありがたいポイントです。
Ping-t:プレミアムコンテンツ有料で使用する場合は「2,400円/1ヶ月」から利用できるようです。
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。