【Android Studio】ライブラリをローカルに落として取り込む方法
この記事からわかること
- Android Studio/Kotlinでライブラリをローカルに落として取り込む方法
- ライブラリをインストールする仕組み
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環境
- Android Studio:Koala
- Kotlin:1.8.20
Android Studioでライブラリをプロジェクトに追加する方法
Android Studioでライブラリをプロジェクトに追加する方法は複数あります。
- 外部のリポジトリから取り込む
- ローカルにリポジトリを落として取り込む
外部のリポジトリから取り込む
1つ目は一番よく使われている方法で外部のリポジトリ経由でライブラリをプロジェクトに取り込む方法です。「build.gradle(Project)」で以下のようにrepositories
でライブラリが格納されている必要な外部リポジトリを指定します。
allprojects {
repositories {
// Googleのリポジトリから依存関係を取得。
google()
// Maven Centralリポジトリから依存関係を取得
mavenCentral()
// Gitリポジトリから直接ライブラリを取得するためのリポジトリサービス
maven { url 'https://jitpack.io' }
}
}
取り込みたいライブラリは「build.gradle(Module)」にimplementation
やapi
を使用して取り込みます。
dependencies {
implementation 'com.google.code.gson:gson:2.8.6'
}
・implementation
:ライブラリのAPIがモジュール内部で利用できるようになるが他のモジュールには公開されない。
・api
:モジュールのAPIとして公開する依存関係を追加するために使用。依存関係がモジュールの外部に公開され、他のモジュールがそのAPIを利用できるようになる
よく見る外部リポジトリは以下の通りです。
Googleが提供するAndroid用のリポジトリ。Android JetpackライブラリやGoogle Playサービスなど、Googleが公式に提供する多くのAndroidライブラリが含まれる。
mavenCentral
Maven Central RepositoryはJavaやAndroid用の広範なオープンソースライブラリの公式リポジトリ。一般的なライブラリがホストされている。
JitPack
JitPackはGitHubやGitLabにホストされたプロジェクトをMavenリポジトリとして利用できるサービス。Gitリポジトリから直接依存関係を解決することができる。
JCenter
JCenterは2021年5月に廃止されたリポジトリ。廃止後も読み取り専用として残っていたが2024年8月に完全廃止された。
公式リファレンス:JCenter Sunset on August 15th, 2024
ローカルにリポジトリを落として取り込む
ライブラリをAAR(Android Archive)やJAR(Java Archive)ファイルとしてダウンロードしてプロジェクトに追加することも可能になっています。
手順
- aarファイル/jarファイルを用意
- app/libsディレクトリを作成
- 依存関係の追加
1.aarファイル/jarファイルを用意
取り込みたいライブラリのaarファイル/jarファイルを用意します。例えば自作ライブラリのAARファイルの作成方法は以下の記事を参考にしてください。
2.app/libsディレクトリを作成
app
直下にlibs
ディレクトリを作成し、その中にaarファイル/jarファイルを格納します。
3.依存関係の追加
最後に「build.gradle(Module)」に以下を追加して完了です。
dependencies {
implementation fileTree(dir: "libs", include: ["*.jar", "*.aar"])
}
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。