【Swift】for-in文の使い方!配列や数値レンジの指定方法
この記事からわかること
- Swiftの基本構文
- for-in文とは?
- ループ処理の実装>方法
- 配列や辞書型、Set型の要素の取り出し方
- 数値のレンジで指定する方法
index
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Swiftで用意されているfor-ih
文の文法や使い方、意味などをまとめておきたいと思います。
Swiftのfor-in文の使い方
for-ih
文は似たような処理をループさせて実行させたい場合に使用する構文です。他のプログラミング言語にもループ処理を実装する構文がありますが、Swiftではfor-ih
文で実装します。
基本構文
for 要素を受け取る変数 in シーケンス {
// ループさせたい処理
}
for
の後にクロージャ内で要素にアクセスするための変数を、in
の後に対象となるデータを渡します。渡すことができるシーケンスとは配列やSetなどのコレクション型や、数値のレンジなどです。
配列の要素を取り出す方法
配列を取り出す場合は以下のようにin
の後にそのまま配列を指定します。実行させたい処理を記述すると、配列の要素数文同じ処理が実行されます。また要素には変数でアクセスできるようになっています。
let lang = ["HTML","CSS","JavaScript","PHP","Swift"]
for item in lang{
print(item)
}
// HTML
// CSS
// JavaScript
// PHP
// Swift
数値の範囲を繰り返す
ループさせる回数を数値のレンジ(範囲)として指定するには...
(閉範囲演算子)をつかいます。両端に始まりと終わりを渡すことでその範囲内でループ処理が行われます。
for index in 1...5 {
print(index)
}
数値にアクセスする必要がない場合は_
(アンダースコア)を使用して受け取らないことも可能です。
for _ in 1...5 {
print("foo")
}
辞書型の中身を取り出す方法
for-ih
文を使ってコレクション型の1つである辞書型(Dictionary)を取り出すことも可能です。
受け取った変数からキー値を取得するには.key
を、値を取得するには.value
を参します。辞書型は順序を保証しないので実行されるたびに順序が異なる点に注意してください。
let dic = ["2022":"令和4年","2021":"令和3年","2020":"令和2年"]
for item in dic {
print(item.key)
}
// 2021
// 2020
// 2022
受け取る変数はタプルを使用することでキーと値を別の変数として受け取ることも可能です。
let dic = ["2022":"令和4年","2021":"令和3年","2020":"令和2年"]
for (seireki , wareki) in dic {
print(seireki)
}
// 2021
// 2020
// 2022
map関数との使い分け
配列などのシーケンスに対してfor-ih
文と同じく全ての要素に任意の処理を行わせる方法としてmap関数があります。
let numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6]
let newNumbers = numbers.map { $0 * 10 }
print(newNumbers) // [10, 20, 30, 40, 50, 60]
for-ih
文とmap
関数との使い分けは返り値が必要かどうかです。map関数は全ての要素に任意の処理を実行した後その結果が適応された配列を返します。
おすすめ記事:【Swift】map関数の使い方!flatMap/compactMapとの違いと使い方
私がSwift UI学習に使用した参考書
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。