【Swift/Xcode】Run Scriptの設定方法!ビルド時に処理を実行する
この記事からわかること
- Swift/XcodeのRun Scriptとは?
- プロジェクトをビルドする際に任意の処理を実行する方法
- For install builds only/Based on dependency analysis/Show environment variables in build log/Use discovered dependency fileの役割
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Run Scriptの実行方法
Xcodeに備わっている「Run Script」はビルドプロセスの中で任意のシェルスクリプト(処理)を実行させる機能です。実行した結果はXcodeのビルドログから確認することができます。
実際に実装するにはXcodeから「TARGET」>「Build Phases」>「Run Script」をクリックします。もしなければ上部の「+」をクリックし「New Run Script Phase」で追加してください。
追加できたらコードブロックの中に実行させたいシェルスクリプトを書き込みます。
また4つのチェックボックスがあり役割は以下の通りです。
For install builds only(インストールビルドのみ)
アプリケーションの実際のインストールビルド時にのみ実行
Based on dependency analysis(依存関係解析に基づく)
依存関係の解析を行い、ビルドに必要なファイルが変更された場合にのみ実行
Show environment variables in build log(ビルドログで環境変数を表示する)
スクリプトの実行中に使用される環境変数がビルドログに表示される
Use discovered dependency file(発見された依存ファイルの使用)
ビルド中に発見された依存ファイルのリストをスクリプトに渡す
実装例
例えば以下のように書き込んでビルド(Cmd + B
)すれば自動で実行され、ビルドログの中に以下のように表示されます。
echo これはテストで組み込んだスクリプトです
ここに静的解析ツールであるSwiftLintなどを組み込むことでビルド時にコードをチェックさせるといったこともできるようになります。
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。