ADEP(Apple Developer Enterprise Program)とは?社内配布(In House)
この記事からわかること
- Swiftで開発したアプリを社内に配布する方法
- Apple Developer Enterprise Programとは?
- 法人のみ登録できる契約
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開発したiOSアプリを配布するためにはAppleが提供しているメンバーシップに登録する必要があります。その中でも今回は「ADEP(Apple Developer Enterprise Program)」についてまとめていきます。
Apple Developer Enterprise Programとは?
「Apple Developer Enterprise Program」とはSwiftなどで開発したiOSアプリを社内に配布できるようにするためのApple公式のメンバーシップです。通常の「Apple Developer Program」とは異なりApp Storeへの公開はできず、法人が自身の社員が使用するためのアプリを配布するためのプログラムとなっています。
配布するための導線だけでなく社内に安全に配布するためのシステムやモバイルデバイス管理ソリューションを活用でき、非公開のAppを従業員に直接配信することが可能になります。
加入の条件
契約できるのはAppleが設けている条件を満たしていることが必要になるようです。
- 100名以上の従業員を持つ組織であること。
- 組織が法人であること。DBA、架空事業名、商号、支店名での登録は受け付けません。
- 社内用に独自のAppを開発し、そのAppを非公開かつ安全に組織の従業員に配信する目的でのみ、このプログラムを利用すること。
- 社内用Appのダウンロードを従業員にのみ限定するためのシステム、およびメンバーシップの資格情報やアセットを保護するためのシステムを構築していること。
- Appleの検証インタビューおよび継続的な評価プロセスに参加し、承認されること
必要になる費用
Apple Developer Enterprise Programは有料のメンバーシップで「年額$299」、日本円にして「40000〜45000円」ほどの費用がかかってきます。
Apple Developer Enterprise Programとは?〜まとめ〜
- アプリを社内に配布するためのApple公式のメンバーシップ
- 加入には条件に一致している必要がある
- 年額$299(40000〜45000円)の費用がかかる
- さまざまな開発ツールやアプリの分析、最新テクノロジーを使用可能になる
登録に必要になる情報
登録するためにはApple IDが必要になります。「Apple Developer Program」にすでに登録しているアカウントは使用できないようです。
- 2ファクタ認証が有効になっているApple ID
- 組織情報
- D-U-N-S番号
作成できる証明書の作成
配布方法 | ADP | ADEP |
---|---|---|
開発用 (Development) | ○ | ○ |
テスト用 (AdHoc) | ○ | ○ |
社内限定 (In-house) | × | ○ |
一般公開 (App Store) | ○ | × |
まだまだ勉強中ですので間違っている点や至らぬ点がありましたら教えていただけると助かります。
ご覧いただきありがとうございました。